[診療時間] 9:00〜13:30 / 15:00〜18:00[休診] 日曜祝日※水曜・土曜の診療は9:00〜12:00まで
歯周病は、誰がかかってもおかしくない疾患です。初期の段階では自覚症状がないため、ご自分で気づくことは難しいのですが、症状が現れる頃には病状はかなり悪化しています。症状が出てからの治療は患者さまへの負担も大きく、最悪、歯を失う可能性もあります。
そうならないために、歯科医院で定期的に歯の健康状態をチェックし、ご自宅では歯磨きをして、お口の環境を清潔に保つことが重要です。
虫歯や歯周病は、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病とも深い関係にあることがわかっています。特に歯周病の原因菌が出される毒素は、血液にのって全身に運ばれることで心筋梗塞や脳梗塞、低体重児の出産や早産、誤えん性肺炎、認知症までも誘発するといわれています。予防治療で歯の健康を保つことは、全身の健康維持にも効果的です。
予防治療の基本は、3カ月ごとの定期検診です。ただし定期検診を続けていれば、虫歯や歯周病にならないわけではありません。毎日の歯磨きなどご自身でケアしなければ、病状は悪化します。定期検診を「異常がないことを確認する場」だと考えていただき、「いまの状態を知る機会」としてとらえていただきたいのです。ここでわかったリスクを抑えるために、ご自身でケアを続け、3カ月後に再び検診で状態を確認する。この繰り返しで、歯の健康を維持していきましょう。
定期検診では、必要に応じてレントゲンで変化がないかを確認したあと、歯科衛生士が患者さまのお口のなかをチェックし、クリーニングを行います。
検診の内容は、以下のとおりです。
歯と歯ぐきの間にある溝を歯周ポケットとよびます。磨き残しがあると、歯周ポケットに歯垢がたまり、歯周病を引き起こします。
歯周ポケットの深さが3mmで黄色信号、4mmを超えると歯周病です。
歯周病の原因となる歯垢や細菌の塊であるバイオフィルムを専用の器具や機器を使って取り除きます。歯に着色汚れがある場合も、ある程度はクリーニングで落とせます。歯科衛生士が歯磨きのポイントなどご自宅でのケアについてアドバイスします。
[診療時間] 9:00〜13:30 / 15:00〜18:00 [休診] 日曜祝日※水曜・土曜の診療は9:00〜12:00まで